入試と出願

クリエイター系の進学を親に反対されたら|データで話す4つの論点

クリエイター系の進学を親に反対されたときの対処を整理。学費266万〜313万円など数字で話すための材料

本ページはプロモーションを含みます。掲載内容は編集部が各校の公表資料をもとに独自に作成しています。

「専門学校に行きたいと言ったら反対された」「どう説明すれば分かってもらえる?」。

この段階で調べる人が多くいます。ただし見つかるのは説得のテクニックばかりで、話すための材料が出てきません。

本記事では、反対の理由ごとに返せる数字を整理します。

読み終えるころには、何を調べて何を示せばよいかが具体的に分かります。

この記事でわかること

  • 反対の理由が4つに分かれること
  • 学費は免除制度で下がること
  • 職種によって年収がまったく違うこと
  • 就職という形で入れる職種があること
  • 数字では返せない反対もあること

この項目の情報基準日:

この記事の情報源

学費と年収の数値は、各校が公表している学費一覧、および複数の調査サイトにもとづく金額を整理したものです。詳細はそれぞれの記事で出典を示しています。制度は年度によって変わるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

クリエイター進学ナビ 編集部 各学校が公表する募集要項・学校案内・公式サイトをもとに、クリエイター系専門学校の学費・課程・入試・就職を調査し執筆しています。掲載内容には情報基準日を明記しています。

反対の理由は4つに分かれる

まず整理から始めます。反対されたときに最初にやることは、理由の特定です。

反対の理由は4つに分かれる

1学費が高い

2年で266万〜313万円かかる

2食べていけない

クリエイターは収入が不安定に見える

3つぶしが効かない

合わなかったときに他へ移れない

4世間体が気になる

周囲にどう説明するか困る

まずどれを言われているかを特定する。理由が違えば、返すべき材料も変わる。

図1:親が反対する理由

学費、収入、つぶしが効かないこと、世間体の4つに分かれます。

理由が違えば返す材料も違う

「反対された」とまとめて考えると、話がかみ合いません。何を心配しているのかを先に聞いてください。

学費が心配なら金額の話になり、将来性が心配なら職種の話になります。

混ぜて話すと議論が進みません。

診断:どの理由で反対されているか

言われた内容に、いちばん近いものを1つ選んでください。

免除後の金額を計算してください

2年制で266万〜313万円ですが、免除制度があります。学校によって10万〜90万円が引かれるため、実際の金額を出して示してください。

志望職種の年収を調べてください

クリエイター職でも幅があります。3DCGデザイナーは平均478万円で日本人の平均を上回るため、職種名を特定して数字を示してください。

就職で入れる職種を示してください

同じ学校でも進路は分かれます。3DCG、動画編集、マネージャー、大会運営などは会社員として就職する職種です。

認可の有無を自分で説明してください

認可校なら専門士が付き、日本学生支援機構の奨学金も使えます。志望校がどちらかを調べて説明できる状態にしてください。

これは数字では返せません

言葉ではなく、作り続けた記録で示すしかありません。作品の本数と期間が唯一の材料になります。

理由を特定しないまま反論すると、話がかみ合いません。まず何を心配しているかを聞いてください。

学費には数字で答える

最も多い理由です。ここは調べれば答えが出ます。

学費は免除制度で下がる

オンラインで学ぶ233万円
2年制の下限266万円
2年制の上限313万円

これに加えて免除制度がある。学校によって10万〜90万円が引かれる。

図2:2年制の学費

2年制で266万〜313万円、オンラインなら233万円です。

免除制度で下がる

学費表の金額がそのまま必要になるわけではありません。学校ごとに免除制度があります。

免除の仕組みは学校で違う

時期で決まる

出願月ごとに減額

早いほど有利

▼

20万円→7万円

締切で決まる

8月31日まで

過ぎると対象外

▼

入学金15万円

評価で決まる

課題と面接

本人の取り組み

▼

10万〜90万円

3つ目は努力で金額が変わる。「自分で下げる」という説明ができる材料になる。

図3:免除制度の3つの方式

出願月で段階的に減額される方式、締切までに出願すれば入学金が免除される方式、課題の評価で10万〜90万円が決まる方式があります。

「自分で下げられる」と示す

3つ目の方式なら、本人の取り組みで金額が変わります。課題に取り組んで免除額を確定させてから出願できる学校もあります。

「この制度を使えばいくらになる」と具体的に示せると、話が前に進みます。

学費の内訳と免除制度は、別記事で詳しく解説しています。

収入は職種で違う

「食べていけるのか」という心配には、職種の数字で答えます。

「食べていけない」は職種によって違う

アニメーター(動画マン)263万円
イラストレーター(会社員)421万円
日本人の平均年収461万円
3DCGデザイナー478万円

同じクリエイター職でも幅がある。志望する職種の数字を示すのが先になる。

図4:職種別の年収

アニメーターの動画マンは263万円、3DCGデザイナーは478万円です。同じクリエイター職でも200万円以上の差があります。

職種 収入の目安 入り方
3DCGデザイナー 平均478万円 企業に就職
イラストレーター(会社員) 362万〜479万円 企業に就職
アニメーター(動画マン) 平均263万円 スタジオに就職
声優(ジュニア) 1本の手取り約9,750円 事務所に所属
漫画家 初連載で年480万円 新人賞・持ち込み

志望職種を特定して話す

「クリエイター」とまとめると議論になりません。自分が目指す職種の数字を1つ示すほうが伝わります。

収入の詳細は職種ごとに記事があります。

つぶしが効かないという指摘

3つ目の理由です。これも事実で答えられます。

技術は他の分野でも使える

表に立つ職種

  • 声優・漫画家・アニメーター
  • デビューや採用が必要
  • 結果が出るまで時間がかかる

就職で入れる職種

  • 3DCG・動画編集・デザイン
  • マネージャー・大会運営
  • 会社員として給与が発生する

同じ学校でも進路は分かれる。就職で入れる職種があることを示すと話が変わる。

図5:進路の2つの方向

同じ学校でも、進路は2つに分かれます。

就職で入れる職種がある

声優や漫画家はデビューが必要ですが、3DCG、動画編集、デザイン、マネージャー、大会運営は企業に就職する形の職種です。

採用されれば会社員として給与が発生します。この点を示すと、話の前提が変わります。

裏方の職種については、別記事で整理しています。

認可校かどうかは説明できる

4つ目です。「ちゃんとした学校なのか」という不安に対応します。

認可校かどうかは説明できる

認可された専門学校

  • 専門士の称号が付く
  • 大学への編入学資格がある
  • 日本学生支援機構の奨学金が使える
  • 通学定期の学割が使える

認可されていない学校

  • 称号は付かない
  • 編入学資格は得られない
  • JASSOの奨学金は使えない
  • カリキュラムを自由に組める

保護者が最も気にする部分。自分で説明できると、話し合いの質が変わる。

図6:認可の有無で変わること

認可された専門学校なら専門士の称号が付き、大学への編入学資格も得られます。日本学生支援機構の奨学金も使えます。

志望校がどちらかを調べる

クリエイター系には認可されていない学校が多くあります。校名に「専門学校」が入っていない場合は、無認可の可能性が高くなります。

これを自分で説明できるかどうかで、話し合いの質が変わります。隠すと、後で分かったときに信用を失います。

認可の有無で何が変わるかは、別記事で詳しく解説しています。

学費と免除制度の資料を親に見せる

口で説明するより、学校が出している資料を一緒に見るほうが話が進みます。免除の条件も載っています。

  • 学科別の学費と諸費用がわかる
  • 免除制度の条件も確認できる
  • 保護者向けの説明会もある
  • 請求だけの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。

親が正しい場合もある

ここまで数字の話をしてきましたが、それだけでは足りない部分があります。

反対がもっともな場合もある

親が心配していること

▼

数字で返せる

  • 学費と免除の実額
  • 職種別の年収
  • 認可の有無と影響

行動でしか返せない

  • 途中で飽きないか
  • 続ける力があるか
  • 本気なのか一時的か

右側は言葉では覆せない。作品を作り続けた記録が唯一の材料になる。

図7:数字で返せることと返せないこと

学費、収入、認可の有無は調べれば返せます。しかし返せない心配もあります。

「途中で飽きる」には言葉が効かない

これは反対の理由として妥当です。実際、進学後に方向を変える人は一定数います。

覆せるのは言葉ではなく、作り続けた記録だけです。

何本の作品を、どれくらいの期間作ってきたか。この事実が唯一の材料になります。

自分でも不安なら立ち止まる

親の言うことに一理あると感じるなら、それは冷静な判断です。

まず個人で数か月続けてみる選択があります。イラストでも動画でも配信でも、続けられるかを自分で確かめてから決めても遅くありません。

話し合いの進め方

手順に落とします。

話し合いを進める5つの手順

反対の理由が4つのどれかを特定する

▼

志望する職種と、その年収を調べる

▼

学費と免除後の金額を計算する

▼

自分が作ったものを見せる

▼

合わなかったときの選択肢も示す

4番目が最も効く。調べた数字より、作り続けた事実のほうが伝わる。

図8:話し合いの手順

理由を特定し、職種の年収を調べ、免除後の金額を出す。そのうえで作ったものを見せ、合わなかったときの選択肢も示す流れです。

作品を見せるのが最も効く

調べた数字を並べるより、作り続けた事実のほうが伝わります。本気かどうかは作品の量で示せます。

資料を先に渡す方法もある

口頭で説明しようとすると、感情的になりやすくなります。調べた内容を紙にまとめて渡し、読んでもらってから話す方法があります。

オープンキャンパスに一緒に行くのも有効です。確認すべき項目は別記事にまとめています。

診断:いま何を用意すべきか

いまの状況に、いちばん近いものを1つ選んでください。

志望校の学費から調べてください

金額が分からないまま話すと、感情の議論になります。学費、免除制度、就職先の3つを公式サイトで確認してください。

まず1本完成させてください

「本気かどうか」は言葉では伝わりません。完成させた作品があるかどうかで、話の重みが変わります。

資料を先に渡す方法があります

口頭で説明しようとすると感情的になりやすくなります。調べた内容を紙にまとめて渡し、読んでもらってから話す方法があります。

教育ローンと奨学金を調べてください

認可校ならJASSOの奨学金が使えます。無認可校でも国の教育ローンや新聞奨学生という手段があります。

それは冷静な判断です

反対の内容が正しい場合もあります。数か月で飽きる可能性を自分でも感じるなら、まず個人で続けてみる選択があります。

よくある質問

親の反対について、多い5つの疑問に答えます。

反対されたらまず何をすべきですか?

理由を特定してください。学費、収入、つぶしが効かないこと、世間体の4つに分かれます。

理由が違えば、返す材料も変わります。

学費が高いと言われました

免除制度を調べてください。学校によって10万〜90万円が引かれます。

免除後の金額を計算して示すと、話が進みます。

収入が不安定だと言われました

志望する職種の数字を示してください。3DCGデザイナーは平均478万円で、日本人の平均を上回ります。

職種によって幅が大きい分野です。

つぶしが効かないと言われました

就職で入れる職種があることを示してください。3DCG、動画編集、マネージャーなどは会社員として採用される職種です。

「どうせ飽きる」と言われました

これは数字では返せません。作り続けた記録で示すしかありません。

本数と期間が唯一の材料になります。

まとめ:4つのうちどれかを特定する

本記事では、反対の理由ごとに返せる材料を整理しました。

学費、収入、進路の広さ、認可の有無は、調べれば数字で答えられます。まとめて反論せず、言われた理由を1つずつ扱ってください。

ただし「途中で飽きるのでは」という心配だけは別です。

これは作り続けた記録でしか覆せません。話し合いの前に、まず1本完成させることが最も効く準備になります。

数字を揃えてから話し合う

反対の理由が学費なら、総額と免除額を示すのが近道です。資料を取り寄せて一緒に確認してください。

  • 資料請求はWEBから数分
  • 学科別の学費と諸費用がわかる
  • 体験入学と説明会の日程も届く
  • 請求だけの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。