進学の基礎知識

専門学校のオープンキャンパスで見るべき5つ|クリエイター系の確認事項

専門学校のオープンキャンパスで見るべき5つと聞くべき5つをクリエイター系に絞って解説

本ページはプロモーションを含みます。掲載内容は編集部が各校の公表資料をもとに独自に作成しています。

「オープンキャンパスって、行っても何を見ればいいの?」「聞くことが思いつかない」。

参加しても、体験授業を受けて楽しかったで帰ってしまう人は少なくありません。何を確認する場なのかが分からないまま行くからです。

本記事では、クリエイター系専門学校に絞って、当日見るべき5つと聞くべき5つを解説します。

読み終えるころには、パンフレットに載っていない情報をどう引き出せばよいかが具体的に分かります。

この記事でわかること

  • 資料で分かることと、行かないと分からないこと
  • 当日に自分の目で見るべき5つ
  • 担当者に聞くべき5つ
  • 答え方から判断できること
  • 参加前の準備と、参加後にやること

この項目の情報基準日:

この記事について

本記事は、複数のクリエイター系専門学校の公式情報をもとに、確認すべき項目を整理したものです。オープンキャンパスの開催形式や参加条件は学校によって異なるため、詳細は各校の公式サイトでご確認ください。

クリエイター進学ナビ 編集部 各学校が公表する募集要項・学校案内・公式サイトをもとに、クリエイター系専門学校の学費・課程・入試・就職を調査し執筆しています。掲載内容には情報基準日を明記しています。

オープンキャンパスでしか分からないこと

まず前提の整理です。事前に調べられることに当日の時間を使うのは、もったいない使い方になります。

資料請求で足りる部分と、行かないと分からない部分

資料と公式サイトで分かる

  • 学費の総額と内訳
  • 免除制度の条件と締切
  • 開講している専攻と校舎
  • 認可校かどうか

行かないと分からない

  • 在校生の作品の水準
  • 機材を使える時間と台数
  • 講師との距離感
  • 実績や機会の具体的な回数

左は先に済ませておく。当日は右に集中したほうが時間を使い切れる。

図1:資料で分かることと、行かないと分からないこと

学費、免除の条件、開講している専攻、認可校かどうかは公式サイトで確認できます。当日は、調べても分からないことに集中してください。

先に済ませておくこと

資料請求をして、学費の総額と免除の締切だけは頭に入れておきます。この2つを知らないまま行くと、質問が表面的になります。

クリエイター系の学費は総額で230万〜580万円の幅があります。金額の感覚を持ってから行くかどうかで、聞ける内容が変わります。

用意する質問も3つほど決めておいてください。その場で思いつく質問は、たいてい表面的なものになります。

当日に見るべき5つ

自分の目でしか判断できない項目です。

当日、自分の目で確かめる5つ

1在校生の作品

2年後の自分の周辺環境になる水準

2機材と設備

台数と、授業時間外に使えるか

3講師との距離

質問しやすい雰囲気かどうか

4授業の進み方

未経験者に合わせた速度が合うか

5校舎と通学

実際の通学時間と乗り換え

図2:見るべき5つ

在校生の作品は必ず見る

もっとも重要なのがこれです。そこに並ぶ作品の水準が、入学後の自分の周辺環境になります。

目標にしたいと思える水準かどうかで判断してください。在校生の作品を見せてもらえない学校は、その時点で判断材料になります。

機材は台数と使える時間を見る

「最新の機材がそろっています」という説明だけでは足りません。台数が何台あり、授業時間外に使えるかどうかが制作量を左右します。

アフレコスタジオ、編集室、液晶タブレットのいずれも同じです。予約のルールまで確認してください。

講師との距離感も当日にしか分かりません。質問しやすい雰囲気かどうかは、入学後の成長速度に直結します。

診断:あなたが当日いちばん見るべきものはどれか

いまの状況に、いちばん近いものを1つ選んでください。

授業の進み方と、在校生の作品

体験授業を受けて速度を確かめてください。在校生の作品は、入学時の水準と2年後の水準の両方を見せてもらうと判断しやすくなります。

機材と、授業時間外に使える時間

実力がある人ほど、環境をどれだけ使えるかが伸びを左右します。台数と予約のルールを具体的に聞いてください。

就職実績の中身

社名・職種・年度まで公表しているかを確認します。「業界就職多数」という表記だけの場合は、定義まで聞いてください。

免除制度の締切と返金条件

免除には出願時期の締切があります。当日にエントリーできる学校もあるため、条件と期限を必ず確認してください。

同じ項目を全校で聞くこと

学校ごとに違う質問をすると比較になりません。5つの共通質問を決めて、全校で同じことを聞いてください。

担当者に聞くべき5つ

調べても分からない、あるいは公表されていない項目です。

当日、担当者に聞く5つ

免除制度の締切と、返金されない日付

▼

就職・デビュー実績の社名と職種と年度

▼

持ち込みやオーディションの年間回数

▼

認可された専修学校かどうか

▼

教材費とパソコンの実費

1つ目を最優先に。締切を過ぎると、他をどれだけ確認しても金額が戻らない。

図3:聞くべき5つ

1つ目の締切を最優先にしてください。免除の締切を過ぎると、他をどれだけ確認しても金額は戻りません。

就職実績は3点セットで聞く

「業界就職多数」という表記だけでは判断できません。確認するのは次の3点です。

  • いつの卒業生の実績か
  • 会社名と職種が公表されているか
  • 就職率の分母は卒業生全員か、希望者か

分母を就職希望者に絞れば、率は簡単に高くなります。定義まで聞いて初めて比較ができます。

デビュー実績も同じです。在学中の実績なのか、卒業後に個人で決めたものなのかを分けて聞いてください。

機会の回数を数字で聞く

持ち込み、オーディション、講評、チーム制作。いずれも年に何回あるかが実力の伸びを決めます。

「たくさんあります」ではなく、数字で答えてもらってください。

答えを渋られたら、それも判断材料

質問への答え方そのものに情報があります。

質問への答え方そのものが判断材料になる

実績や回数を具体的に聞く

▼

数字で答えが返る

  • 社名・職種・年度まで出てくる
  • 実績に自信がある学校

答えを渋られる

  • 「たくさんいます」で終わる
  • その項目は弱いと考える

新設校で実績がない場合は、それを隠さず説明する学校のほうが信頼できる。

図4:答え方から読み取れること

社名や回数が具体的に返ってくる学校は、その項目に自信があります。逆に曖昧なまま流される項目は、弱い部分だと考えてよいでしょう。

新設校の場合は別の見方をする

開校から日が浅い学校では、卒業生の実績がそもそも存在しません。この場合、実績を聞いても意味のある答えは返りません。

大事なのは、実績がないことを隠さずに説明するかどうかです。ない事実を認めたうえで、代わりに何を提供するのかを語れる学校のほうが信頼できます。

分野別に追加で聞くこと

共通の5つに加えて、分野ごとの質問があります。

分野ごとに、追加で聞くこと

マンガ・イラスト

聞くこと

編集者への持ち込み機会は年に何回か

▼

講評の頻度も確認

声優・音楽

聞くこと

オーディションは何社・年何回か

▼

スタジオの予約方法も確認

ゲーム・動画

聞くこと

チーム制作は何回・何人規模か

▼

PCの推奨スペックも確認

分野によって、実力が伸びる条件が違う。共通質問に加えてここを聞く。

図7:分野別に追加で聞くこと

分野 追加で聞くこと 確認する理由
マンガ・イラスト 編集者への持ち込み機会は年何回か デビューの入口になるため
声優・音楽 オーディションは何社・年何回か 所属への機会が結果を左右するため
ゲーム・動画 チーム制作は何回・何人規模か 実務が分業で進むため
共通 認可された専修学校か 専門士と奨学金に関わるため

認可の有無は資料でも確認できますが、担当者の説明を聞いておく価値があります。説明の仕方で、学校がその点をどう捉えているかが分かります。

説明会の日程を取り寄せる

当日に確かめることが決まったら、次は日程です。資料請求で説明会と体験授業の予定が届きます。

  • 説明会と体験授業の日程がわかる
  • 参加前に学費を確認できる
  • 専攻別の内容も届く
  • 参加のみの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。

参加前の準備と、参加後にやること

当日だけで完結させないでください。前後の動きで得られる情報量が変わります。

参加前後を含めた進め方

  • 2週間前資料請求して学費と締切を把握質問を3つ用意する
  • 前日通学経路と所要時間を調べる実際の通学を想定
  • 当日体験授業と個別相談に参加見る5つ・聞く5つ
  • 当日中聞いた内容をメモに残す記憶は翌日には薄れる
  • 1週間以内他校と同じ項目で比べる比較表にして並べる

学費と締切は事前に調べておく。当日しか確認できないことに時間を使う。

図5:参加前後のスケジュール

2週間前に資料請求を済ませ、質問を3つ用意しておきます。前日には通学経路を調べ、実際の所要時間を把握してください。

参加後に必ずメモを残す

聞いた内容は、翌日には記憶が薄れます。当日中に書き出してください。

複数校を回るなら、同じ項目を全校で聞いて表にするのが確実です。学校ごとに違う質問をすると、比較になりません。

持ち物と服装

特別な準備は不要です。必要なものと、あると役立つものを整理します。

持っていくもの

必ず持つ

  • メモ帳とペン
  • 用意した質問リスト
  • 他校の学費メモ

あるとよい

  • 自分の作品(見てもらえる場合)
  • 保護者と共有するための資料袋
  • 交通費の領収書(支給制度がある学校)

服装は私服で問題ない学校がほとんど。迷うなら学校の案内を確認する。

図8:持ち物と服装

服装は私服で問題ない学校がほとんどです。迷う場合は、各校の案内に記載があります。

AO入試との関係

見落とされやすい点があります。オープンキャンパスへの参加が、出願条件になっている学校があります。

参加が出願条件になっている学校がある

参加が条件の場合

  • AO入試の出願要件になる
  • エントリー受付が同日にある
  • 免除の締切と連動する

条件でない場合

  • いつでも出願できる
  • ただし個別相談は受けられる
  • 締切は別途確認が必要

出願要件かどうかは学校で異なる。募集要項で先に確認しておく。

図6:AO入試との関係

参加が要件の場合、その日にエントリーを受け付けることもあります。免除の締切と連動している学校では、参加時期がそのまま金額に響きます。

志望が固まっているなら、早い時期の回に参加するほうが有利です。

交通費の一部を支給する学校もあります。遠方から行く場合は、申し込み時に条件を確認しておいてください。

診断:参加後にやるべきことはどれか

参加した後の状況に、いちばん近いものを1つ選んでください。

他校を1校は見てから決める

1校だけだと比較の基準ができません。同じ質問を別の学校でもして、答えの違いを見てください。

個別相談か電話で追加確認する

出願前なら何度でも聞けます。とくに免除の締切と返金条件は、聞き逃したままにしないでください。

出願時期を逆算する

免除の締切から逆算して動いてください。数か月遅れるだけで、十数万円から20万円の差が生まれる学校があります。

違和感の中身をメモしておく

授業の速度か、作品の水準か、講師との相性かを言語化してください。次の学校を見るときの基準になります。

学費の総額と締切を共有する

感覚ではなく数字で話すと議論が進みます。総額、免除後の金額、返金されない条件の3点を共有してください。

よくある質問

オープンキャンパスについて、多い5つの疑問に答えます。

服装は何を着ていけばよいですか?

私服で問題ない学校がほとんどで、制服でも構いません。

迷う場合は、各校の案内に記載があるため確認してください。

何を持っていけばよいですか?

メモ帳とペン、用意した質問リスト、他校の学費メモです。作品を見てもらえる学校なら、自分の作品も持参してください。

行かないと不利になりますか?

参加がAO入試の出願条件になっている学校があります。その場合は不利になるため、募集要項で要件を確認してください。

1人で行っても大丈夫ですか?

問題ありません。ただし学費の話は保護者と共有する必要があるため、資料は必ず持ち帰ってください。

何校くらい行くべきですか?

最低2校をおすすめします。1校だけでは比較の基準ができず、その学校の水準が高いのか低いのか判断できません。

まとめ:調べられることは先に済ませ、当日は確かめに行く

本記事では、クリエイター系専門学校のオープンキャンパスで、見るべき5つと聞くべき5つを解説しました。

学費や制度は事前に調べられます。当日に価値があるのは、在校生の作品と、機会の回数と、担当者の答え方です。

そして質問は、全校で同じものを使ってください。学校ごとに違うことを聞くと、比較になりません。

免除の締切だけは、最初に確認してください。参加時期がそのまま十数万円の差になる学校があります。

調べられることを先に済ませる

学費や専攻は資料で分かります。当日は資料では分からないことに時間を使ってください。

  • 資料請求はWEBから数分
  • 専攻別の学費と教材費がわかる
  • 説明会と体験授業の日程も届く
  • 請求だけの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。