本ページはプロモーションを含みます。掲載内容は編集部が各校の公表資料をもとに独自に作成しています。
「小説の専門学校に行けばデビューできる?」「学費はいくらかかるの?」。
調べ始めると学校の一覧は出てきますが、学費を実額で示した情報は少ないままです。そもそも他の職種と、デビューまでの道のりが違います。
本記事では、学費と新人賞の実際について、公表データの実額をもとに解説します。
読み終えるころには、学校に通う意味がどこにあるかと、卒業までに必要な金額が分かります。
この記事でわかること
- デビューの入口が新人賞であること
- 専門学校で学ぶ3つの領域
- 2年制の学費と、機材費が小さいこと
- ゲームシナリオという現実的な進路
- 独学や小説投稿サイトとの違い
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この記事の情報源
学費は各校が公式サイトで公開している入学金・学費一覧にもとづく実額です。学ぶ内容は複数の学校が公表しているカリキュラムを整理したものです。学費とカリキュラムは年度によって変わるため、出願前に必ず志望校の公式サイトでご確認ください。
デビューの入口は新人賞
まず前提を確認します。この分野は、他のクリエイター職と構造が違います。
この分野は、就職活動でデビューが決まらない
作品を完成させる
▼
他のクリエイター職
- ポートフォリオを企業に出す
- 採用されて社員になる
- 会社の仕事として制作する
小説・ライトノベル
- 新人賞に応募する
- 受賞・拾い上げでデビュー
- 作家として個人で契約する
学校は応募を支える場であり、就職を斡旋する場ではない。この違いが進路の考え方を変える。
図1:デビューまでの構造の違い
イラストやゲームなら、ポートフォリオを企業に提出して採用されます。小説の場合は新人賞に応募して受賞するのが基本の入口です。
学校は就職を斡旋する場ではない
ここを誤解すると期待がずれます。専門学校は応募を支える場であって、出版社に就職させる場ではありません。
卒業すればデビューできる仕組みは存在しません。応募した作品が評価されるかどうかで決まります。
拾い上げという道もある
受賞を逃しても、最終選考に残った作品が編集者の目に留まり、そこから刊行に至る場合があります。
いずれにせよ、応募を続けることが前提です。1回で決まる想定では進みません。
専門学校で学ぶ内容
授業の中身を整理します。文章の練習だけをする場所ではありません。
授業で扱う3つの領域
趣味との違いは2つ目。長編を最後まで書き切る設計が学べるかどうかが分かれ目になる。
図2:専門学校で学ぶ内容
書く力、組み立てる力、仕上げる力の3つです。趣味との違いは2つ目にあります。
長編を書き切る設計
新人賞の多くは長編が対象です。短編を書けても、10万字を破綻させずに書き切るのは別の技術になります。
プロット、キャラクター設計、構成といった授業は、この壁を越えるためのものです。
校正と編集の視点
応募原稿には形式のルールがあります。誤字脱字や表記の揺れは、内容以前の減点要素です。
校正やレイアウトを学ぶ授業を置く学校もあります。独学では抜けやすい部分になります。
学費の実額
2年制の実例で見ます。
卒業までの学費(入学金を含む・2年制の実例)
教材費は別途。文芸系はパソコンがあれば足りるため、他分野より機材費は小さい。
図3:2年制の学費
通学のコースで総額309万円、オンラインなら233万円です。入学金15万円を含みます。
機材費が小さいのが特徴
文芸系には、他分野にない利点があります。用意する機材が少なくて済むことです。
文芸系は、学費以外の出費が小さい
文芸・シナリオ
- 必要なのは文章を書く環境
- 高性能なパソコンは不要
- ソフトの年額契約も要らない
イラスト・映像
- 液晶タブレットが必要
- パソコンが約30万円
- AdobeCCが年44,000円
同じ学費でも、実際に用意する金額は分野で変わる。文芸系は差が小さい側になる。
図4:分野による機材費の違い
イラストや映像の分野では、液晶タブレットやパソコンで約30万円、ソフトの年額契約で44,000円がかかります。
文芸系は文章を書ける環境があれば足ります。同じ学費でも、実際に用意する金額は小さくなります。
ゲームシナリオという進路
書く仕事は小説だけではありません。ここが進路を考えるうえで重要になります。
書く仕事は、小説だけではない
小説・ライトノベル
- 新人賞に応募する
- 受賞しないと始まらない
- 収入は刊行部数による
ゲームシナリオ
- 企業の求人がある
- 就職という形で入れる
- 会社員として収入が安定する
両方を扱う学校なら、公募を続けながら就職も狙える。志望の幅が保てる。
図5:小説とゲームシナリオの違い
ゲームシナリオライターは、企業の求人がある職種です。就職という形で業界に入れます。
両方を扱う学校を選ぶ意味
小説の新人賞は、応募しても結果が出るまで時間がかかります。その間の収入をどうするかは現実的な問題です。
ゲームシナリオで就職しながら公募を続ける、という進み方があります。小説一本に絞ると、生活の設計が難しくなります。
ゲーム分野の職種と就職については、別記事で解説しています。
独学・小説投稿サイトとの違い
学校に通わない選択肢も比較しておきます。
書く場所は3つある
応募自体は誰でも無料でできる。学校の価値は、講評と締切と仲間にある。
図6:専門学校・投稿サイト・独学の違い
新人賞への応募は誰でも無料でできます。小説投稿サイトから書籍化に至る例も珍しくありません。
学校の価値は講評と締切
投稿サイトの反応は読者の好みが中心で、技術的な指摘は返りません。独学では締切がなく、完成前に止まりやすくなります。
学校の価値は、指摘してくれる人と、書かざるを得ない締切があることです。この2つが要るかどうかで判断してください。
在学中に何を積むか
2年間の使い方を整理します。
2年間で何をするか
- 1年目 前半文章と構成の基礎を学ぶ短編で練習する
- 1年目 後半長編を1本書き切る完成が最初の壁
- 2年目 前半新人賞に応募する締切から逆算する
- 2年目 通年複数の賞に出し続ける1回で決まらない前提
- 卒業後応募を継続する在学中に習慣を作る
在学中に受賞できる人は限られる。卒業後も応募を続けられる状態を作るのが目標になる。
図7:在学中のスケジュール
1年目の後半に長編を1本書き切り、2年目から応募を始める流れです。
在学中に決まるとは限らない
受賞できる人は限られます。目標は在学中のデビューではなく、卒業後も応募を続けられる状態を作ることです。
書く習慣と、書き切る技術が身についていれば、卒業後の勝負が続けられます。
文芸学部の資料を取り寄せる
ノベル・シナリオ専攻で何を学ぶのか、在校生がどれだけ応募しているのかは資料と説明会で確認できます。学費と免除の締切もあわせて確かめられます。
- 資料請求はWEBから数分
- 学費と専攻の詳細がまとめて届く
- 説明会と体験授業の日程も確認できる
- 請求だけの利用も可
資料を取り寄せる(無料)
資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。
学校選びで確認する5点
ここまでの内容を、確認の手順に落とします。
学校選びで確認する5点
講評は1人あたり年に何回受けられるか
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長編を書き切る課題があるか
▼
編集者による特別講座があるか
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ゲームシナリオも学べるか
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在校生の応募数と受賞歴はどれくらいか
講評の回数が、そのまま作品を直した回数になる。数字で聞くこと。
図8:確認の手順
講評の回数、長編課題の有無、編集者の講座、ゲームシナリオの扱い、在校生の応募数の5つです。
応募数を聞く意味
受賞者の人数だけでは判断できません。年間の応募総数を聞くと、応募が習慣になっている学校かどうかが分かります。
受賞は結果ですが、応募数は環境の指標になります。
編集者と会える機会
出版社の編集者を招いた特別講座を実施する学校があります。年に何回あり、誰が参加できるのかを確認してください。
オープンキャンパスで聞くべき項目は、別記事にまとめています。
文芸学部の資料を取り寄せる
長編を書き切る課題があるか、編集者の特別講座が年に何回あるかは資料で確認するのが確実です。
- 資料請求はWEBから数分
- 学費と専攻の詳細がまとめて届く
- 説明会と体験授業の日程も確認できる
- 請求だけの利用も可
資料を取り寄せる(無料)
資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。
よくある質問
ライトノベルの専門学校について、多い5つの疑問に答えます。
専門学校に行けばデビューできますか?
できるとは限りません。デビューの入口は新人賞への応募で、学校は応募を支える場です。
卒業とデビューは直結していません。
学費はいくらかかりますか?
2年制の通学コースで総額309万円、オンラインなら233万円が目安です。文芸系は機材費が小さいため、他分野より実質の負担は軽くなります。
独学でもデビューできますか?
できます。新人賞への応募は無料で、小説投稿サイトから書籍化に至る例もあります。
学校の価値は、講評を受けられることと締切があることです。
小説家になれなかったらどうなりますか?
ゲームシナリオライターという進路があります。企業の求人がある職種なので、就職しながら公募を続けることができます。
在学中にデビューできますか?
受賞できる人は限られます。在学中のデビューを目標にするより、卒業後も応募を続けられる習慣を作るほうが現実的です。
まとめ:学校は応募を支える場
本記事では、ライトノベル作家を目指す専門学校について、学費と新人賞の実際を解説しました。
デビューの入口は新人賞で、就職活動とは構造が違います。学校は応募を支える場であって、デビューを保証する場ではありません。
学費は2年制で233万〜309万円、機材費は他分野より小さくなります。
確認すべきは講評の回数と、在校生の年間応募数です。受賞者の人数より、応募が習慣になっている環境かどうかで判断してください。