「バンタンデザイン研究所の学費はいくら?」「サイトによって入学金の額が違う」。
調べ始めた人が最初に戸惑うのがここです。進学情報サイトには数年前の金額が残っており、年間なのか総額なのかも書かれていないからです。
本記事では、年間学費の内訳と卒業までの総額について、公式サイトの入学金・学費一覧をもとに整理します。
読み終えるころには、自分が選ぶコースで初年度にいくら用意すればよいのかが、教材費まで含めて分かります。
この記事でわかること
- 入学金と年間学費が、それぞれいくらなのか
- 学部・専攻別の年間学費と、卒業までの総額
- 3年制と2年制で年額が同じ理由
- 教材費とパソコンを含めた実際の負担額
- いつ払い、いつから返金されなくなるのか
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この記事の情報源
学費はバンタンデザイン研究所 専門部 デザイン・映像カレッジの公式サイトに掲載された入学金・学費一覧にもとづく実額です。学費は改定される場合があるため、出願前に必ず公式サイトで最新の金額をご確認ください。
学費の全体像
学費は入学金と年間学費に分かれます。まずこの2つを別々に把握してください。
入学金は全学部共通で15万円
学部や専攻、校舎にかかわらず、入学金は15万円です。初年度にだけ必要で、2年次以降はかかりません。
一度納めた入学金は、理由を問わず返金されません。納入の時期は慎重に決めてください。
なお進学情報サイトには「入学金10万円」と記載しているものがあります。公式の現行値は15万円です。
年間学費の内訳
デザイン・イラスト学部と映像学部の年間学費は142万円です。中身は3つに分かれています。
年間学費142万円の中身(デザイン・イラスト/映像学部)
- 設備充当費36万円
- 授業料76万円
- 実習費30万円
授業料は約54%。実習費が30万円と、系列校の中でも高めに設定されている。
図1:年間学費の内訳
授業料が76万円、設備充当費が36万円、実習費が30万円です。実習費が30万円と、系列校の中でも高めに設定されているのが特徴になります。
2年次以降も同額を納める
2年次は入学金がかからず、年間学費だけを納めます。金額は1年次と同じです。
学年が上がって安くなることはありません。総額の計算は「入学金+年間学費×年数」で足ります。
ただし教材費は別です。進級時にも、新たな教材が必要な学科では追加の納入があります。
学部・専攻別の年間学費
専門部にはデザイン・イラスト学部、映像学部、スポーツ・デザイン学部があります。
学部によって年間学費が変わる
スポーツ・デザイン学部は設備充当費が25万円で、他学部より11万円安い。
図2:学部別の年間学費
スポーツ・デザイン学部だけが131万円と安くなっています。設備充当費が25万円で、他学部より11万円低いためです。
逆に高いのが大阪校の1年制フォトグラフィコースで、152万円です。授業料が94万円と、他コースより18万円高く設定されています。
1年で完結するぶん、授業が凝縮されている形です。年額の高さだけで判断せず、総額で比べてください。
卒業までの総額はいくらか
年間学費だけでは判断できません。入学金15万円を足して、卒業までの合計を出します。
入学金15万円を含めた、卒業までの総額
教材費は含まない。修業年数の差が総額に直結する。
図3:卒業までの総額
デザイン・映像系は2年制で299万円、3年制で441万円です。スケートボードは2年制277万円、1年制146万円になります。
最も安い1年制と3年制の差は295万円です。同じ学校でも、選ぶコースで総額が3倍変わります。
系列校と比べるとどの水準か
同じバンタングループの2年制で並べると、クリエイター295万円、デザイン299万円、ゲーム309万円、音楽313万円です。
デザイン研究所は下から2番目に位置します。入学金15万円は系列共通で、差が出るのは年間学費の設定だけです。
ただし教材費まで含めると順位は変わります。デザイン系はデッサン道具や画材があるぶん、教材費が8万円と明示されている点に注意してください。
3年制と2年制で年額が同じ理由
ここは見落とされやすいポイントです。3年制も2年制も、年間学費は同じ142万円になっています。
3年制と2年制で、年間学費が同じ理由
3年制
- 通学は週4日
- 年間学費 142万円
- 3年で総額441万円
2年制
- 通学は週3日
- 年間学費 142万円
- 2年で総額299万円
年額は同じでも通学日数が違う。1年あたりの授業量で見ると、2年制のほうが割高になる。
図4:3年制と2年制の通学日数の違い
違うのは通学日数です。3年制は週4日、2年制は週3日という設計になっています。
つまり2年制は通学日数が少ないぶん、1日あたりの単価では割高です。総額を下げたいなら2年制、授業量を取りたいなら3年制という選び方になります。
札幌校は通学日数が変わる場合がある
公式には、札幌校の通学日数は変更となる場合があると注記されています。志望する場合は入学事務局への確認が必要です。
通学日数が変われば、アルバイトや自主制作に使える時間も変わります。金額だけでなく、生活の組み立てにも関わる項目です。
校舎によって選べる専攻が違う
年間学費は全校舎で共通です。変わるのは開講している専攻のほうになります。
東京校が最も選択肢が広く、名古屋校と札幌校はデザイン&イラストのみです。
映像やフォトグラフィを学びたい場合、通えるのは東京校か大阪校になります。地方から通うなら住居費も総額に加えて計算してください。
教材費とパソコンが別途かかる
学費の表に載らない費用があります。この学校では金額も小さくありません。
デザイン・イラスト学部で初年度に用意する金額
- 入学金15万円
- 年間学費142万円
- PC30万円
- 教材費8万円
初年度の合計 約195万円(学費157万円+教材費とPC 約38万円)
別途Adobe Creative Cloudが必要。フォトグラフィ専攻は一眼レフカメラも用意する。
図5:初年度に必要な金額の全体
デザイン・イラストレーター系の教材費は8万円で、デザイン用具やデッサン道具のセットが含まれます。
MacBook ProとAdobeCCが必要
ノートパソコンはMacBook Proの指定で、Adobe Creative Cloudも別途必要です。購入については学校から案内があります。
フォトグラフィ専攻と映像クリエイター専攻には指定の公式教材がありません。代わりにパソコンとAdobeCC、フォトグラフィは一眼レフカメラの用意が必要になります。
初年度に必要なのは約195万円
入学金15万円、年間学費142万円、教材費8万円、パソコン約30万円で合計約195万円です。
学費表の142万円だけを見て予算を組むと、53万円足りなくなります。作品制作の材料費も教材費には含まれません。
2年目以降はパソコンを買い替えなければ、負担は学費142万円が中心になります。ただし進級時の教材費が発生する学科もあります。
いつ、いくら払うのか
金額と同じくらい重要なのが支払いの時期です。
いつ、いくら納めることになるのか
- 合格・入学許可証の受理後入学金150,000円
- 指定期日まで1年次の年間学費1,420,000円
- 2027年2月上旬教材費の案内80,000円ほか
- 4月1日入学日。以降は返金されない返金不可
- 12月末日開講中止が決まった場合の告知出願料も全額返金
入学金は一度納めると理由を問わず返金されない。2年次以降は入学金なしで同額を納入する。
図6:学費の納入スケジュール
入学金は入学許可証を受け取ったあと、指定期日までに納めます。教材費の案内は2月上旬です。
4月1日を過ぎると返金されない
公式には、入学日である4月1日以降は理由を問わず学費を返金しないと明記されています。入学金についても同様です。
一方で、入学者が規定人数に満たず開講できない場合は、12月末日までに告知され、出願料も含めて全額が返金されます。
名古屋校や札幌校のように開講専攻が少ない校舎では、この可能性も頭に入れておいてください。
学費が払えないときの選択肢
300万円前後を自己資金だけで用意するのは簡単ではありません。手段は複数あります。
足りない金額をどう埋めるかで進む道が変わる
自己資金では足りない
▼
まず入学事務局に相談する
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借りる(返済が必要)
- 学費クレジット(分割払い)
- 国の教育ローン(日本政策金融公庫)
- 民間の教育ローン
働いて充てる・総額を下げる
- 新聞奨学生制度を利用する
- 2年制を選んで総額を142万円下げる
- 手持ちのPCが使えるか確認する
系列校の中で、新聞奨学生制度の案内があるのはこの学校の特徴。
図7:学費が足りないときの選択肢
公式には教育ローンと学費クレジットの案内があり、分割での支払いに対応しています。
据置型なら在学中は利息のみで済みますが、卒業後の返済総額は増えます。卒業後の収入見込みと合わせて考えてください。
新聞奨学生制度の案内がある
系列校の中で、この学校には新聞奨学生制度の案内ページがあります。新聞配達と学業を両立して学費を賄う制度です。
対象コースや条件は確認が必要です。卒業まで続ければ返済が免除される仕組みが一般的で、借入を避けたい人には有力な選択肢になります。
JASSOの奨学金は前提にできない
バンタンは認可された専修学校ではありません。そのため日本学生支援機構の奨学金は使えないものとして資金計画を立ててください。
制度上の違いについては、系列校を例に別記事で詳しく解説しています。
よくある質問
バンタンデザイン研究所の学費について、多い5つの疑問に答えます。
入学金はいくらですか?
全学部共通で15万円です。初年度のみ必要で、2年次以降はかかりません。
一度納めると理由を問わず返金されないため、納入の時期には注意してください。
卒業までの総額はいくらですか?
入学金を含めて、デザイン・映像系の2年制で299万円、3年制で441万円です。スケートボードは2年制277万円、1年制146万円になります。
教材費はいくらかかりますか?
デザイン・イラストレーター系で8万円です。別途MacBook Proが約30万円、Adobe Creative Cloudも必要で、フォトグラフィ専攻は一眼レフカメラも用意します。
3年制と2年制で年間学費は違いますか?
同じ142万円です。違うのは通学日数で、3年制は週4日、2年制は週3日になります。
総額では3年制が142万円高くなる計算です。
途中でやめたら学費は戻りますか?
入学日である4月1日以降は、理由を問わず返金されません。ただし開講中止となった場合は、12月末日の告知後に出願料を含めて全額返金されます。
まとめ:教材費まで足してから、コースを決める
本記事では、バンタンデザイン研究所の入学金と年間学費、コース別の総額、教材費、返金条件について解説しました。
学費表の金額だけでは足りません。初年度に実際に用意するのは、教材費とパソコンを含めて約195万円だからです。
総額は選ぶコースによって146万円から441万円まで、3倍近い幅があります。
4月1日を過ぎると学費は戻りません。総額と返金条件の両方を確認してから、納入の時期を決めてください。