入試と出願

専門学校のAO入試とは?出願時期と学費免除の関係を実額で解説

専門学校のAO入試の仕組みと学費免除の関係を実額で解説。出願時期で免除額が20万円から7万円まで下がる

本ページはプロモーションを含みます。掲載内容は編集部が各校の公表資料をもとに独自に作成しています。

「AO入試って、いつから動けばいいの?」「学費が安くなると聞いたけど、どれくらい?」。

制度の説明はよく見かけますが、金額の話まで踏み込んだ記事は多くありません。実際には、出願する時期がそのまま支払う金額に直結します。

本記事では、AO入試の仕組みと免除の関係について、クリエイター系専門学校の実額をもとに解説します。

読み終えるころには、自分がいつ動くべきかと、遅れるといくら損するのかが分かります。

この記事でわかること

  • AO入試が他の入試とどう違うのか
  • エントリーと正式出願は別の手続きであること
  • 出願時期で免除額が20万円から7万円まで下がる実例
  • 入学金15万円の免除に締切がある学校もあること
  • AO入試は原則専願で、後戻りできないこと

この項目の情報基準日:

この記事の情報源

免除額と締切は、代々木アニメーション学院およびバンタン系各校が公開している募集要項・入学案内にもとづく実額です。制度は学校ごとに異なり、年度によって変更されます。出願前に必ず志望校の公式情報でご確認ください。

クリエイター進学ナビ 編集部 各学校が公表する募集要項・学校案内・公式サイトをもとに、クリエイター系専門学校の学費・課程・入試・就職を調査し執筆しています。掲載内容には情報基準日を明記しています。

AO入試とは何か

AOはアドミッションズ・オフィスの略で、現在は総合型選抜とも呼ばれます。専門学校の入試では最も早く始まる方式です。

専門学校の主な入試方式

AO入試

総合型選抜

意欲と適性で選考

▼

最も早く始まる

推薦入試

学校推薦

高校の推薦が必要

▼

出願は10月以降

一般入試

書類・面接

推薦不要で受けられる

▼

併願しやすい

AO入試は学力や成績を問わない代わりに、意欲と目的意識が評価される。

図1:3つの入試方式の違い

学力や成績は問われず、高校からの推薦も不要です。評価されるのは意欲と目的意識になります。

クリエイター系では主流の入試

マンガ、イラスト、声優、ゲームといった分野では、入学時に実技を課さない学校が多くあります。そのためAO入試が中心的な入口になっています。

画力や経験がなくても出願できる設計です。未経験から始める人にとっては、入りやすい方式といえます。

エントリーと出願は別の手続き

ここが最初のつまずきどころです。AO入試には2段階あります。

エントリーと出願は別の手続き

  • 6月頃〜エントリーの受付が始まる学校により時期が異なる
  • エントリー前オープンキャンパスに参加条件にしている学校が多い
  • エントリー後面談・書類選考を受ける出願資格の認定
  • 9月1日以降正式出願(東京都の場合)ここで初めて願書を出す
  • 9月〜12月合格発表納入の期限が始まる

エントリーで合格内定をもらっても、正式出願をしなければ入学できない。

図2:AO入試のスケジュール

エントリーは6月頃から始まりますが、正式出願は9月1日以降が原則です(東京都の場合)。

エントリーだけでは入学できない

エントリーで合格内定をもらうと安心してしまいがちですが、正式出願をしなければ入学できません。この手続き漏れは実際に起きています。

内定と合格は別物だと理解しておいてください。

オープンキャンパス参加が条件のことも

エントリーの条件として、オープンキャンパスへの参加を求める学校が多くあります。参加していないとエントリーそのものができません。

逆算すると、春から動き始める必要があります。当日に確認すべき項目は別記事にまとめています。

免除額は出願時期で決まる

ここが本題です。AO入試の特典として学費免除を用意する学校がありますが、額が一定とは限りません。

出願が1か月遅れるごとに免除額が下がる(代アニの実例)

20万円4〜5月
15万円6月
13万円7月
10万円8月
7万円9月

出願期間はいずれも2026年。免除は1年次の年間授業料からのみで、2年次以降は対象外。

図3:AO入学の出願時期と免除額

代々木アニメーション学院の実例では、第一期(4〜5月)の20万円から、第五期(9月)の7万円まで段階的に下がります。

検討を秋まで延ばすと13万円の差

4〜5月に出願した人と、9月に出願した人では13万円の差が生まれます。学ぶ内容も学費の総額も同じなのに、動いた時期だけで変わります。

志望が固まっているなら、早く動くほど有利という設計です。

この学校の学費の総額と免除5制度は、別記事で詳しく解説しています。

入学金免除に締切がある学校も

免除の形は学校によって違います。段階的に下がるのではなく、締切で切れる方式もあります。

締切を1日過ぎるだけで15万円変わる学校もある

いつ出願するか

▼

8月31日まで

  • 入学金15万円が免除
  • 特別先行入試なら合格率も高い

9月1日以降

  • 免除の対象外
  • 入学金15万円が必要になる

バンタン系各校の実例。締切は学校ごとに異なるため、必ず公式サイトで確認する。

図4:入学金免除の締切

バンタン系各校では、前期である8月31日までに出願した合格者に入学金15万円が免除されます。9月1日以降は対象外です。

1日の差が15万円になる

段階的に下がる方式と違い、こちらは締切を過ぎた瞬間に全額が必要になります。出願が1日ずれるだけで15万円の差です。

KADOKAWAマンガアカデミーも同じ仕組みです。免除の方式を並べると、違いがはっきりします。

方式 仕組み 実例 遅れたときの影響
段階的に下がる 出願月ごとに免除額が減る 代アニ:20万円→7万円 1か月ごとに数万円ずつ減る
締切で切れる 期日を過ぎると対象外 バンタン系:入学金15万円 1日過ぎると全額が必要

学費の詳細は別記事で解説しています。

志望校の免除条件と締切を先に確認する

免除の額も締切も学校ごとに違います。自分の志望校がいつまでに何を求めているかは、資料で確認できます。

  • 入試方式ごとの条件がわかる
  • 入学金免除の締切も確認できる
  • 説明会の日程も届く
  • 請求だけの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。

AO入試は原則専願

免除額の話だけを聞くと、早く出願したくなります。ただし重要な制約があります。

AO入試は原則として専願になる

エントリーの段階

  • 複数校に出せる場合が多い
  • 合格内定も複数もらえることがある
  • まだ比較検討ができる

正式出願の段階

  • 専願の学校がほとんど
  • 合格後の志望変更は原則不可
  • 辞退しても入学金は戻らない

免除額に釣られて早く出願すると、比較検討の余地を失う。順番を間違えない。

図5:エントリーと出願で変わる制約

エントリーの段階では複数校に出せる場合が多いものの、正式出願は専願となる学校がほとんどです。

合格後の志望変更は原則できない

専願で出願して合格すると、他校への進路変更は原則できません。辞退しても入学金は返金されないのが一般的です。

比較検討は、エントリーの段階で終わらせてください。出願してから迷っても遅くなります。

免除額に釣られない

「早く出せば20万円免除」という条件は魅力的ですが、比較を飛ばして出願すると選び直せなくなります。

順番としては、比較を済ませてから出願する。この形を崩さないでください。

落ちることはあるのか

学力は問われませんが、不合格になる場合もあります。

不合格になるのは、意欲が伝わらなかった場合

学校が求める学生像を募集要項で確認する

▼

志望理由を「なぜこの学校か」まで言語化する

▼

卒業後にやりたいことを職種名で言えるようにする

▼

オープンキャンパスで聞いた内容を面接で使う

▼

欠席や遅刻をせず、当日は時間に余裕を持つ

学力は問われないが、志望理由が曖昧だと評価されない。準備で対処できる。

図6:AO入試の準備手順

理由のほとんどは、志望理由が曖昧で意欲が伝わらないケースです。準備で対処できます。

「なぜこの学校か」を言えるようにする

分野を選んだ理由だけでは足りません。設備、講師、実習の機会など、その学校を選ぶ理由を1つは挙げられるようにしてください。

オープンキャンパスで聞いた内容を面接で使えると、説得力が出ます。

診断:面接で何を準備すべきか

不安に感じていることに、いちばん近いものを1つ選んでください。

「なぜこの学校か」から考える

分野を選んだ理由だけでは足りません。設備、講師、実習の機会など、その学校を選ぶ理由を1つ挙げられるようにしてください。

職種名で言えるようにする

イラストレーター、CGデザイナー、制作進行では必要なスキルが違います。曖昧なままだと、学科選びでも困ることになります。

内容を用意すれば流暢さは問われません

評価されるのは話し方ではなく、意欲と目的意識です。伝えたいことを3つ決めて、短くまとめる練習をしてください。

未完成でも持参する価値はあります

多くの学校で画力は問われませんが、作ったものがあれば意欲の証明になります。完成度より、続けている事実が伝わります。

不合格の理由は準備不足がほとんど

学力で落ちる試験ではありません。募集要項のアドミッションポリシーを読み、それに沿った答えを用意すれば対処できます。

動く時期の決め方

ここまでの内容を、行動の順番に落とします。

免除の締切から逆算した動き方

  • 4〜5月資料請求して学費と締切を把握比較の土台を作る
  • 5〜6月オープンキャンパスに参加エントリーの条件でもある
  • 6〜7月2校以上を見比べて第一志望を決める専願になる前に比較
  • 7〜8月エントリーと面談免除額が高い時期
  • 8月31日まで正式出願(免除の締切がある学校)1日過ぎると免除外

比較を済ませてから出願する。順番を逆にすると、選び直しができなくなる。

図7:逆算したスケジュール

4〜5月に資料請求、5〜6月にオープンキャンパス、6〜7月に比較して第一志望を決め、7〜8月に出願という流れです。

免除の締切から逆算する

免除の締切は夏に集中します。資料請求とオープンキャンパスに数週間かかることを考えると、春から動き始める必要があります。

すでに夏を過ぎている場合でも、遅すぎることはありません。免除額が下がるだけで、出願自体は可能です。

診断:あなたはいつ動くべきか

いまの状況に、いちばん近いものを1つ選んでください。

すぐに免除の締切を確認してください

代アニのAO免除は4〜5月出願で20万円、9月なら7万円です。バンタン系は8月31日までの出願で入学金15万円が免除されます。

出願より先に比較を終わらせる

正式出願は専願になる学校がほとんどです。エントリーの段階なら複数校に出せるため、比較はその期間に済ませてください。

まず学費と締切を調べる

免除の締切は夏に集中します。資料請求とオープンキャンパスの参加には数週間かかるため、逆算すると春から動く必要があります。

AO入試はその不安と関係ありません

学力や成績は問われず、高校からの推薦も不要です。評価されるのは意欲と目的意識なので、志望理由の準備に時間を使ってください。

総額と免除後の金額を先に共有する

専願で出願すると後戻りできません。学費の総額、免除後の金額、返金されない条件の3点を共有してから動いてください。

免除額は動く時期で決まります。ただし比較を飛ばして出願するのは避けてください。

AO入試の特典

免除以外にも用意されている特典があります。

AO入試で用意されている特典

金額に直結する特典

  • 学費免除(時期で額が変わる)
  • 入学金免除
  • 選考料の免除

それ以外の特典

  • 入学前の講座を受けられる
  • 早く進路が決まる
  • 残りの高校生活を制作に使える

特典の内容は学校で大きく異なる。金額に関わるものは必ず募集要項で確認する。

図8:AO入試の特典

学費や入学金の免除に加えて、選考料が免除される学校もあります。入学前に無料で受講できる講座を用意している例も見られます。

早く進路が決まれば、残りの高校生活を制作に使えます。この時間も実質的な特典といえます。

よくある質問

専門学校のAO入試について、多い5つの疑問に答えます。

AO入試はいつから始まりますか?

エントリーは6月頃から、正式出願は9月1日以降が原則です(東京都の場合)。学校によって時期が異なるため、募集要項で確認してください。

学力や成績は関係ありますか?

問われません。高校からの推薦も不要です。

評価されるのは学ぶ意欲と目的意識で、面接や志望理由書で判断されます。

学費はどれくらい安くなりますか?

学校によって異なります。代アニのAO免除は出願時期により20万円から7万円、バンタン系は8月31日までの出願で入学金15万円が免除されます。

複数の学校に出せますか?

エントリーは複数校に出せる場合が多いものの、正式出願は専願となる学校がほとんどです。合格後の志望変更は原則できません。

AO入試で落ちることはありますか?

あります。ただし理由の多くは、志望理由が曖昧で意欲が伝わらないケースです。

募集要項のアドミッションポリシーを読んで準備すれば対処できます。

まとめ:比較を終えてから、早く出願する

本記事では、AO入試の仕組みと、出願時期が免除額に直結することを解説しました。

免除には段階的に下がる方式と、締切で切れる方式の2つがあります。どちらも動くのが遅れると金額が変わります。

一方で、正式出願は専願になります。合格したあとに他校へ変えることは、原則としてできません。

比較を終えてから、できるだけ早く出願する。この順番を守れば、選択肢を残したまま免除も受けられます。

出願の前に学費と免除額を取り寄せる

比較を終えてから早く出願するほど、免除の条件は有利になります。まず金額を確かめてください。

  • 資料請求はWEBから数分
  • 学費と専攻の詳細がまとめて届く
  • 説明会と体験授業の日程も確認できる
  • 請求だけの利用も可

資料を取り寄せる(無料)

資料請求のみ・比較検討中の利用も可能です。